「ピカソの絵」と「子供の命」

ピカソの絵 倫理

何が正義で何が悪かは人それぞれ。道徳や倫理はなんとなくわかっていても直感的に判断するのは難しい。今回はあやふやな生命体「人」について軽く考えさらには人生も軽く考えたいと思います。

道徳・倫理 vs 直感

そもそも道徳や倫理って何って感じなんで改めて調べてみると…

道徳

人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。外面的・物理的強制を伴う法律と異なり、自発的に正しい行為へと促す内面的原理として働く。

引用:goo辞書

とある。要は人が社会で生きていくためのルールってことですかね。
では倫理って何?

倫理

人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。

引用:goo辞書

…何かわかんないけど人として正しいことをしようってな感じっすかね。
一応「直感」とは…

直感

推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。

引用:goo辞書

自分は直感で生きてます笑。ちなみに精神年齢は3歳です。それはさておき、道徳・倫理と直感って相反すると思いませんか。

思考ゲーム

とある思考ゲームに『火事で燃えている家に「ピカソの絵」と「子供」が取り残されているとして、どちらかしか助けることができないとしたらどちらを救うのが道徳的により良いのか?』というのがある。みなさんどちらだと思いますか。直感的に「子供」ですよね。「ピカソの絵」はたしかにすごいけど物であって当然「子供」を選びます。けどこの思考ゲームの正解は「ピカソの絵」を選ぶほうが道徳的により良いということなんです。いやこの状況で「ピカソの絵」を選ぶやつはシンプルにヤバいでしょって感じですが、そうも言いきれない理由があります。

Oh, God!

「ピカソの絵」は何十億円という価値があるのでそれを売ってマラリアから子供たちを守る蚊帳を買って寄付するのがもっとも多くの子供を救うことができるということなんですが、嫌ですよね。実際その現場にいて子供が助けを求めてるのに道徳的にピカソの絵を救おうと考えるなんて普通はできませんよね。そんな人がいたら相当ヤバいけどもしこの決断をくだした人が世界中の誰もが認める愛にあふれた慈悲深いキリストのような人で子供一人の命も大事だがアフリカで暮らす名の知れないマラリアに苦しんでいるたくさんの子供たちの命も大事だからと言われたらどうでしょうか。

あやふやな人間

まぁこれは思考ゲームなんで実際にはありえないと思いますが、善悪の判断は非常に難しく直感と道徳や倫理は相反するもので人間というのは非常にあやふやな生物なんだなと思います。そんな人間が作ったルールや世界はあやふやで自分たちはそんなグラグラしていていつぶっ壊れてもおかしくない橋の上を歩いて日々生きてるってことです。

まとめ

何事も自分目線だけで考えずに多角的に見て判断することが大事で結局のところ正義と悪の判断基準は自分ルールになるけどその中でも「自分の人生の主役は自分」だからあやふやな「人」が考えたルールは我慢して守りつつ好きなことを全力でやっちゃえよっていうお話でした。

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